大学で出されるレポート課題。
内容によって単位認定されるかどうかが決まるものもあり、
初めて取りかかる人にとっては緊張すると思います。
そこに手書きをするかパソコンのワードで作成するか選択されたら、
戸惑う人もいるのではないでしょうか。
今回は大学レポートについて、手書きとパソコンの選択どっちがいいのか、はたまた両方でも良いのか、などお教えします。
レポートは手書きとパソコンどっちが良い?理系文系・学部によって違う?
レポート課題を出された時に手書きとパソコンの「どちらも指定されていない」
あるいは「どちらでも良い」とされている場合、本当にお好きな方で構いません。
学生の中には、経済事情によりパソコンを購入できない人もいます。
共用パソコンも使用しづらい状況もあるので、その場合も考えて「どちらでも良い」としていることが多いです。
指定されている場合は、迷うことは無いと思います。
ほとんどないのですが、チェックする教員の趣味により、採点が変わる場合があります。
これは、もう部活の先輩や友人より「どちらがいいのか」情報を収集する必要があります。
情報収集も大切な技能ではありますが、レポートの本質から離れていると思わざるを得ません。
ちゃんと作成して提出したら点数はもらえるはずなので、内容をちゃんとして出しましょう。
理系文系で変わるかというと、そうでも無いと考えます。
理系で手書きというと、実験のレポートのようなものになると思います。
レポートを作成しながら実験を進めていくので、パソコンでの清書が二度手間だったりもします。
あと実験のイラストを加えたりするので、そういうことがパソコン上では不得意な人も。
数学や物理も、数式は慣れないとパソコンでは難しいので、
私は、結局すべて手書きでレポートを作成したことがあります。
文系のレポートを必ず手書きで作成する状況は、あまり思いつきません。
手書きで体に染み込ませるくらいでしょうか。
あと、文字数が少なく、すぐに提出してもらう場合もあるでしょうが学部や大学による差があると思います。
文系のレポート30枚とかになると、パソコンでないと難しいですし。
レポート手書きとパソコン両方はOK?統一する必要はある?
一つのレポートを手書きとパソコンで統一する必要があるかと言うと、
必ずしも統一する必要はありません。
(気にする教員が採点する場合は別ですが)
グラフやイラストなどがパソコン上で作成できない場合は、それらを手書きでも良いと思います。
大切なのはそれらが見やすく描かれていて、しかも適切な位置にあることです。
グラフを切りはりしたレポートも作成したこともありますが、
その場合は端が浮かないように、丁寧に貼り付けておきました。
きちんとレポートに取り組んだ姿勢が見えることが大切です。
レポート手書きの良いところ(パソコンの悪いところ)
レポートを手書きで行うメリットですが、
これは教員側になりますが、「コピー&ペースト」予防になります。
ネット上の記事や出回っている過去のレポート、ほかの学生が作成したレポートを
そのままコピーする人がいます。
もちろん、参考にするのは良いことですが、
内容を確認せずにコピーして的外れなレポートを作成している人がいます。
文末が整えられておらず、文章を全く読んでいない様子がわかるレポートって本当にあります。
例年とちょっと内容が違うのに「例年通りのレポート」を提出する人も。
手書きで作成しているとそこの違和感に自分で気づき、ちゃんとしたレポートに整えてくれる人が増えます。
あくまで、「増える」なのですが。
手書きで書いていると文章の流れが把握しやすく、おかしい点に気付きやすいというメリットもあります。
提出した課題に向き合う訓練とレポート作成の練習には、初めは手書きもいいかもしれません。
手書きのレポートの書き方・書くときの注意点↓
レポート手書きの悪いところ(パソコンの良いところ)
大学のレポートを手書きで書くデメリットは、やはり時間が相当にかかってしまうことです。
卒業論文などになると2万字とかになりますので、現実的ではありません。
修正も簡単ではありませんし、もしあまりに字が汚ければ採点困難になります。
丁寧に書く必要があり、自信がなければ下書きも必要になります。
さらに、文字数指定がある場合には数えなくてはいけません。
また、手元に置いておきたい場合はコピーを取る必要があります。
環境が整っていて、文章をきちんと見直せるのであればやはりパソコンでのレポート作成が良いと思います。
社会人になって手書きで文章を提出する機会の方が少ないですし、慣れておく方が良いでしょう。
グラフだって、Exelで作成した方が速くて綺麗です。
レポートの構成・書き方の注意点
手書きでもパソコンでも、レポートの構成は同じです。
まずは表紙。
課題名や、レポートの題名、学部、学籍番号など。
指定されている場合にはそれに沿って作ってください。
指定が2枚であっても、別で表紙をつける方が見栄えがいいです。
次のページから内容です。
枚数が多い場合は両面印刷を指定される場合がありますが、そうでなければ片面でいいでしょう。
大体のレポートは序論、本論、結論の流れで作成します。
序論はなぜこのレポートを書くに至ったかですが、
出された課題のなかで自分が考察する項目をピンポイントで決めて、それを決めた理由を書いていきます。
そして本論、結論に流れていきます。
考察する内容を狭めると文章も書きやすいですし、
調べる範囲も狭くなるため参考文献も探しやすくなります。
結論まで書いた後には、最後に参考文献を記載することも忘れないでください。
ネット上の記事の場合は、URLや閲覧日を記載してください。
参考文献があるのとないのとでは、レポートに対する印象点が違います。
レポートは手書きかパソコンか:おわりに
レポートは自分の着目したテーマをいかに掘り下げて書いているかが重要です。
それができれば、手書きでもパソコンでも構いません。
自分の表現したい内容によっては、すべて手書きですることもありかもしれません。
ともあれ、しっかり取り組んだ姿勢が見えるレポートを書いていってください。
レポート・大学生関連の記事として、こちらも必見です↓
レポート手書き時の行間や余白・文字数は?書く上での注意点を伝授
コメント