おかひじきは、シャキシャキした食感が楽しめると話題の食材です。
でも、初めての野菜は、どうやって食べたらいいのかわからない。
- 生で食べられるの?
- サラダは?
- 生食の時の処理は?
そんなおかひじき初心者の方へ、おかひじきを生で食べることは可能なのか、サラダでの食べ方などを丁寧に解説していきます。
おかひじきを生で食べるのは可能か
おかひじきは、生で食べることができます。
でもおかひじきは、もともと少しアクがあります。
お子さんが小さいご家庭では、下茹でしてから調理されることをおすすめします。
野菜のアクは、体にとって悪い成分ではありませんが、食べすぎると胃に負担をかけますので、胃の弱い方は生食は避けた方が無難です。
また、ニキビや吹き出物が出やすい体質の方も、生食を避けましょう。
どうしてもアクの強い食品は、そういった体質の方にはあまり良くない影響が出やすいようです。
少量であれば大丈夫ですが、胃が弱い方、吹き出物が出やすい方、小さいお子さんは、下茹でしてからの調理をおすすめします。
また、アクを苦味と感じる方も、生食を避けましょう。
そして、天然物は栽培されたものに比べて、野性味が残りますので、アクを強く感じることもあります。
せっかくの美味しい食材を味わうためにも、初めての調理の時には、みんなが美味しく食べられる献立にしましょう。
食材でも、初めての料理でも、なんでも第一印象がとても大切です。
おかひじきは美味しい、また食べたい。
そんな第一印象を家族全員が持つようにしましょう。
だって、頑張って作って、「何これ!」はイヤですよね。
おかひじきを購入するときと保存方法
おかひじきを購入するとき、緑色が濃い色で、ツヤツヤとしたものを選びます。
おかひじきは、育ち過ぎたものは硬くなっていることがあります。
全体に大きくなっているものや茎が太いものはやめましょう。
特に生食用に購入するときには、なるべく茎の長さが短い、色の良いものを選び、鮮度の良いうちに食べましょう。
食べきれない時には、乾燥しないように、ラップに包むか、ビニールやポリ袋に入れ、冷蔵庫の野菜室で保存しましょう。
このように使いきれなかったおかひじきを次に使うときには、茹でてから使いましょう。
菜っ葉類の冷蔵庫での保存は、基本的に新聞紙で包んでからビニールやポリ袋にいれて保存します。
この時、新聞紙を少し湿らせるとより乾燥を防ぎます。
できれば冷蔵庫の野菜室では根元を下にして立てて保存することをおすすめします。
おかひじきはサラダでも食べられる?
おかひじきは、サラダでも食べることができます。
この時、生食タイプと茹でてからタイプとあります。
アクの強い食品は、収穫してから時間が経つほど、アクを強く感じるようになります。
購入してすぐは生食、時間が経ったら茹でてからサラダに使いましょう。
生食でおかひじきを食べる時は、使う前に氷水につけてシャキッとさせます。
長くつけすぎると、水に溶けやすいビタミンCが失われますので、ご注意ください。
生食で使うサラダは、にんじんなどほかの野菜を混ぜたり、ツナを混ぜます。
食べる時に、マヨネーズやドレッシングをかけることをおすすめします。
おかひじきを茹でてから使うサラダは、茹でたエビやホタテと合わせたり、
サラダチキンを合わせたりして、ドレッシングをかけます。
お好みで、エキストラバージンオリーブオイルやゴマ油などをかけても美味しく食べられますよ。
おかひじきの茹で方
おかひじきを茹でる時は、沸騰させているお湯に塩を加えてからおかひじきを入れます。
できれば茎を下に、葉を上にして立てるように入れます。
茎の方が葉より硬いので、少しでも茹で時間を長くしたいので、菜っ葉類を茹でる時の参考にしてください。
茹で時間は、1分から1分半程度です。
天然ものはアクが強いので、2分から3分くらい茹でてください。
また、栽培したものでも露地物は1分半から2分、ハウス栽培は1分から1分半と茹で時間を変えましょう。
茹で上がったら、すぐに冷水にとって冷まします。冷めたら軽く水気を絞って調理します。
おかひじきを茹でる時の塩は、必要という方と不要という方があります。
おかひじきに限らず、菜っ葉を茹でる時は色が鮮やかになるということで、塩を入れます。
料理人の方は、下味をつけるためとも説明されます。
減塩志向の方は、下ゆでの塩を使わなくても構いません。
この他、鍋のフタをして茹でる方もおられます。
確かに時短になりますが、アクの強い野菜は、ふたをしない方が良いです。
アクの成分が、蒸気と一緒に抜けていくからです。
もう一点アクの強い野菜を茹でる時のポイントは、冷やすことです。
十分に冷やすことで、アクが抜けていきます。
ですから、お湯を沸かすのが面倒な時に電子レンジを使うときは、必ず冷水にとって冷ますことを忘れないでください。
でも、できれば電子レンジの使用は控えてください。
菜っ葉類の下茹では、アク抜きのためですので、たっぷりのお湯を沸かして茹で、冷水にとって冷ましてください。
このひと手間が料理を美味しくします。
おかひじきのその他の美味しい食べ方
おかひじきの美味しい食べ方をご紹介します。
サラダの時にも油を使いましたが、おかひじきの栄養分を引き出すポイントは油です。
脂溶性ビタミンを多く含んでいるので、なるべく油といっしょにお召し上がりください。
もちろん、油なしでもイケます。
- おひたしや酢の物、ナムル
- ツナやオイルサーディンと合わせて、パスタ
- カリカリに炒めたベーコンとペペロンチーノ
- 生のまま、お肉で巻いてフライパンで焼きタレを絡めて、照り焼き
- 卵焼き、オムレツ、キッシュ
- お好み焼き、チヂミ
- 生のまま、天ぷらで
どの料理も自分の好みの味で試して、新しい食材をレパートリーに加えていきましょう。
新しい食材や変わった料理は、少し味が濃い方が家族には人気です。
また、丼物などOn the riceが好きな方は、いきなりご飯の上にのせないで、食べながらのせてください。
アクの強い食品は最後にガツンときたり、タレに苦味を感じることもあります。
その他時間が経つと味がアクを強く感じることもあるので、いきなりお弁当作戦はやめましょう。
もう一点、アクの強い食品は、アク抜きをしてから天ぷらが食べやすいです。
必ず火が通る調理法ですし、山菜料理は天ぷらが定番です。
おかひじきを水につけるだけで多少のアクは抜けますので、水分を十分に切ってから油ハネに注意して揚げてください。
おかひじきはお味噌汁に入れてもあり?
おかひじきをお味噌汁に入れるときには、茹でたものを使用します。
おかひじきに火が通っているので、仕上げに入れて温める程度で火を消します。
豆腐や油揚げなどとも相性が良いので、ワカメの代わりに入れてみましょう。
アクが気にならない方は、卵でとじても大丈夫です。緑の色と、旬を目で、舌で味わってください。
おかひじきを生で食べるのは良い?:まとめ
いかがでしたか?
ネット上のレシピサイトでもおかひじきの料理は多く紹介されていますが、初めての食材は、慣れた味で試して下さい。
そして、すりごまやオイスターソース、塩昆布など旨味をもったものを加えると、コクと風味が増します。
ぜひ、おかひじきのシャキシャキした食感を楽しんでください。
おかひじきだけでなく、これからも多くの新しい食材との出会いがあると思います。
下処理をマスターして、怖がらないで挑戦してください^^
おかひじきの栄養と効能!他の野菜と比較した栄養素や栄養成分は?
↑おかひじきについては、こちらの記事もぜひご覧ください。
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