仕事をしていて楽しいことってどんなことでしょう。
もちろん、それぞれの仕事によって感じる楽しさはそれぞれだと思います。
女性にも人気で、医療機関なら必ず必要となる医療事務。
少子高齢化社会を迎えて、全国的に病院や診療所の数は増加しています。
そのため医療事務の求人募集も、年間を通して募集されています。
資格やスキルを身に付けて自身のスキルアップを
目指せるのも、医療事務の魅力の一つではないでしょうか。
その医療事務は楽しんでできる仕事なのでしょうか?どんなことで楽しさを感じることが
できるんでしょうか?実際に医療事務の仕事をしていた私が、お伝えします。
医療事務は楽しいか?楽しいことはどんなこと?
これは、私が実際に医療事務という経験をして感じた、医療事務の仕事の楽しいことです。
医療事務の仕事の楽しいこと:専門知識がつく
私は、個人病院の眼科の医療事務をしていました。
眼科といえば、自分自身小学校の時から視力が悪く、
学校での検査で毎年再検査のプリントをもらって眼科に通う程度でした。
仕事に通い始めてからは、診察に来る患者さんの目の症状や目の状態
(腫れていたり、充血していたり)を毎日見ていました。
その後どのような病気として診断されたかということを知っていくということで、
その後実生活でもかなり応用ができる知識となりました。
それは、医療事務の仕事を辞めた今でも役に立っています。
もちろん医師や看護師のように実際に患者さんに対して
医療的な処置をするわけではないのですが、もしもの時には素早い対応ができるかと思います。
知り合いにも小児科の医療事務をしている人がいますが、
自分の子供に何らかの症状があった時に、彼女に電話で聞いたりしていましたね。
それと、医療事務で大事なレセプト(正式名称は診療報酬明細書)の作成業務ですね。
これは、医療機関に勤めないとできない仕事です。
レセコンという医療機関で使用するコンピューターに
それぞれの患者さんの情報を入力し点数で計算を行い、審査支払機関に請求するのです。
それまでは病院に保険証を出して
請求された分を支払うということしか知りませんでしたが、
この仕事で保険証の意味が分かりました。
この経験のおかげで、普段病院を受診するときは明細書を見ながら、
診察料や、検査料、薬代がどれくらいかかっているのかがよくわかりますよ。
医療事務の仕事の楽しいこと:患者さんとのふれあい
私がいた病院では、お年寄りが多かったですね。
それも、ほぼ毎日通うおじいちゃん、おばあちゃん。
診察が始まる2時間も前から(受付が始まる時間が早かったのです^^;)
それも、玄関が開く前から並んでいるんです。
玄関が開くと、いっせいに受付のところ来て名前を書く。
中には“名前書いといてね”と合図のように手を挙げるだけで名前も言わず
待合室の椅子に座る人、すっかり常連さんです。
私が入ったばっかりの頃には、
“私の名前知らないの!?”と言われたこともありましたよ(^^;)
常連さんが揃った待合室は朝早くから大賑わいです。
患者さん同士だけでなく、私たちにもよく話しかけてくれましたよ。
きっとここでの会話を楽しみにしているんだなと思いました。
その人たちの中には、家で作った野菜や果物を持ってきてくれる人、
近くのお店でお菓子やケーキを買ってきてくれる人もいました。
(田舎の病院だからということもあったのかもしれませんね^^)
とてもアットホームな感じでしたよ。
また、院長は院内の掃除には特に厳しかったので、トイレ掃除、待合室の掃除をしていると
“いつも綺麗にしてるね、ありがとう”と患者さんから声をかけてもらうことがありました。
そういう時はやっぱり嬉しかったですね。
いろいろな患者さんがいるので、もちろん楽しいことばかりではありません。
待ち時間が長くイライラして文句を言ってくる人もいたし、
待ちきれずに怒って帰る人もいましたね。
老若男女、様々な人たちと接する機会があったことで、
人との対応の仕方なども勉強できて、自分自身もすごく成長できたと思います。
医療事務はパートでも楽しいか
医療事務の雇用形態には医療機関にもよりますが正社員、契約社員、パートがあります。
契約社員やパートの場合、週に数日の勤務が認められたリ、
勤務時間も1日数時間でよいといったように、
勤務スタイルが自分の生活スタイルに合わせて仕事をすることができます。
そのため、正社員だった人が結婚をしたり子どもが生まれても、
職種を変更してそのまま同じ職場で、
身につけたスキルや資格を生かしながら「一生の仕事」として働けるという魅力がありますね。
ある意味、パートのほうが楽しく仕事ができるかな?と思ったりもしますね。
医療事務は未経験でも楽しいか
医療事務の資格はなくても、この仕事はできます。詳しくはこちら↓
基本は、一般事務と同じようなものです。
きっと働く前は仕事の内容がわかるかな?わたしにできるかな?とかの不安があると
思いますが、すぐに慣れます。
一番の仕事は、やはり患者さんへの対応じゃないでしょうか?
電話の取次ぎもそうです。
これは、どこの会社でもあることですよね。
患者さんが取引先の相手だったり、お客さんということですよね。
私はあまり人と話すのが得意ではなく、患者さんに症状を聞くのも緊張して
顔が真っ赤になったりしていました。
電話の取次ぎも、うまく聞き取れなかったりして何度も聞き直したりしました。
でも、慣れてくるんです。そのうち、常連の患者さんとも仲良く話せるようになりました。
そして、後輩が入ってきて、教えられる立場から教える立場になりました。
同じように、初めての職場で緊張している後輩にアドバイスもできるように(^^)
仕事をしていくうえで、一番大事なことはなんでしょうか?
医療事務だけによらず「誰」と「どこで」働くかの方が大事じゃないでしょうか。
たくさんの知識を持っていても、お金をたくさん稼いでいても
人間関係が良くなければ、楽しく仕事はできないと思います。
患者さんは、体調を悪くして来院してきます。
その不安な気持ちが少しでも和らげるように接し、
診察が終わり安心して帰ってもらえるような言葉掛けが必要です。
そのためにも、病院内での人間関係を良好にすることが大事だと思います。
医療事務の仕事は楽しいか?パート・未経験は?:まとめ
私の場合は女だけの職場にもかかわらず先輩、後輩とも仲良くやってきました。
忙しい時も、嫌なことがあった時も、周りの人たちのおかげで楽しく働くことが出来ましたよ。
ですので、素敵な職場で素敵な職場の人たちに囲まれれば、どんな仕事でも楽しいものになるでしょう!
医療事務の仕事の本音は、こちらで詳しくお話ししています↑
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