夏の風物詩花火大会や夏まつりに女性は、浴衣姿、男性は、甚平姿のカップルや家族をよく見ますよね。
私の父親も甚平が大好きで夏は愛用しています。最近お店でも種類が増えていて甚平を気軽に着られるようになりました。
甚平は、男性あるいは子供の切るホームウェアで木綿あるいは麻製が多いです。
脇の両裾にスッリドがあります。短い半袖や七分袖で袖口は広め。衿は衽がないのがふつうです。
付け紐で結ぶので、帯を必要としません。袖も身頃も全体的にゆったりして、
風通しが良い作りなので、夏のホームウェアとして涼しく着られ愛用されています。
しかしながら、服とは違い洗濯機で洗って大丈夫なのか?洗ってみたもののシワシワになったり縮んでしまったと手入れに困る方もいるでしょう。
実際麻製は、甚平に限らず普通に洗濯するとシワシワになり、私も大変な思いをしました。
せっかく買った甚平を無駄にしないためにも甚平の正しい洗濯方法・洗い方・お手入れなどについて紹介いたします。
甚平の洗濯方法!洗濯機OR手洗い?
甚平を洗濯するには、洗濯機と手洗いどちらがよいのでしょうか?
それぞれの洗い方を説明致します。
洗濯機の場合
まず始めに、タグを見ます。
洗濯機マーク(おけ型)40の数字と1本の線が書かれていれば
「温度は40℃を限度とし洗濯機で弱い洗濯ができる」洗濯機で洗えます。
また、ネット使用と記載されていればネットにいれます。
甚平は色合いが大事なので、洗濯機マークは無蛍光洗剤と中性と表示がある場合は、衣料用中性洗剤を使います。
- 無蛍光洗剤(蛍光剤の入らない洗剤):アッタックNeo・エマール・ニュービーズetc
- 中性洗剤(一番刺激が低い洗剤):ファファ・アクロン・ボールドetc
洗う前には、シミや汚れをチェックシミの部分には原液の液体洗剤をつけます。
次に袖たたみにし、洗濯ネットに入れ単独洗いをします。
無蛍光洗剤をいれ、手洗いコースかドライコースを選択します。
きっちり仕上げにしたい場合は、すすぎの時に糊剤を使ってください。
柔らか仕上げの場合には、柔軟剤を使います。
脱水時間は、(30秒~1分)最短コースを選びます。終わったらすぐに取り出します。
手洗いの場合
甚平を袖たたみにし、洗濯ネットに入れます。
中性洗剤を使って、たっぷりの水で優しく押し洗いします。
短時間で優しくテンポ良く洗うのがポイントです。
何度も水を換えながら、洗剤が残らないように優しく押し洗いします。
甚平をたたみ、タオルに包んで(30秒~60秒)脱水機を使いシワにならない適度なところで取り出します。
甚平を洗濯したらしわや縮みが!原因&対処方法
上記でご説明したように、甚平を洗濯機で洗えても
気をつけなければならないことがたくさんあります。
洗い方を知らないで、普通に洗濯するとしわや縮みの原因になります。
やはり大事な事は、品質表示をチェックすることで、
洗濯後の伸び縮みが記載されているかを確認し、適切な洗剤を使うことです。
綿の場合は2~3%の縮み、麻の場合10%ほど縮んでしまいますので中性洗剤を使用し、色落ちも避けるため単独で洗いましょう。
また、タンブラー乾燥は(洗濯物を回転させながら温風で乾燥させる方法)使用しないでください。
シワを防ぐためには、脱水時間は短くすぐ取り出しシワを手でよく伸ばし
(手でたたくようにシワを伸ばす)風通しの良いところで陰干しをします。
また、竿干しが型崩れもなくシワも伸びるのでおすすめです。
アイロンをかける場合特に天然繊維の商品は、当て布が必要です。
夏物の場合(近江ちぢみ、楊柳、しじらなど)は蒸気でアイロンをかけましょう。
このように、洗濯をしてしわや縮んでしまったら、天然素材のもので元の状態に戻すことは難しいので気をつけましょう。
甚平の洗濯の頻度
それではホームウェアとして人気の甚平ですが、どれ位の頻度で洗えばよいのでしょうか?
Tシャツのように毎日洗濯すると型崩れや生地がヨレヨレになってしまいます。
ただ、夏に着ることが多いので、汗で汚れが目立ったらシミになりやすいので洗濯が必要です。
甚平の洗濯の頻度としては、2~3回に1回がベストです。
甚平の洗濯以外のお手入れ
甚平を長く愛用していくには、干し方も大切です。
対処方法でも述べたように日光には弱いので、裏返しにして陰干しをします。
保管方法も大切で、クローゼットや濃い色の衣類とともに衣装ケースに入れて保管します。
防虫剤・除湿剤を使って保管します。
長期着用されない場合は、布袋に入れるとよいです。
甚平は着物や浴衣とも一緒で虫干し(冷たい空気に当てて虫やカビの予防をすること)が大切です。
虫干しのあとは、本たたみにして保管しましょう。
甚平は洗濯よりもクリーニングに出した方が良い?
これまで、自宅の洗濯機で洗濯をする方法をご紹介しましたが、
最近の甚平はおしゃれなデザインも多く
生地も多様な為洗い方によっては、生地をだめにしたり模様など色落ちしてしまうこともあります。
価格の安いものならあきらめることもできますが、ちょっと良いものだと後悔してしまうので、
シーズンオフ後はクリーニング店に出したほうが安心かもしれません。
クリーニング店でも、甚平や浴衣のコースがあります。
汗抜き加工のオプションをつけることもできますので、出来上がりがより新品な状態で保管できます。
浴衣よりお手軽な値段でクリーニングに出せるのも魅力です。
ただ、クリーニングは日数がかかりますので、仕上がり日は前もって確認したほうが良いです。
クリーニングが仕上がったらビニールがついている場合は、外してしばらく干しておきましょう。
ビニールのまま保管をすると、カビの原因になります。
シーズン中は自宅で洗濯して、シーズンオフになったらクリーニングにだすのがベストですね。
甚平の洗濯の頻度:まとめ
今、ブームになりつつある甚平ですが、長く愛用するのであれば手洗いやクリーニングにだすのがおすすめかもしれません。
でも、忙しい毎日でなかなか時間はかけられませんので、洗濯機でも洗剤に気を付けて洗うこと、
脱水の時間や取り出した後のケアを守れば、シワ縮みを防ぐことができます。
是非、実践してください。
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