(上の画像はイメージです)
岡山市内にある植物園、「半田山植物園」は近隣にある幼稚園や小学校の遠足場所でもあり、昔から親しまれている場所です。
植物園としての開園は1964年ですが、もともとは水道局の配水池用地であり、その歴史は1905年からあります。この水道局時代の建物は文化財になっています。
さらに、園内の最も高いところには「一本松古墳」と呼ばれる、5世紀後半に造築されたという、全長65mの前方後円墳があります。
ここは第二次世界大戦時には高射砲陣地として使用されたため、石室に穴が開けられています。
発掘された副葬品は東京国立博物館に収蔵されています。
岡山でも有数の歴史あるこの丘陵地は、お花見スポットとしても親しまれています。
そんな半田山植物園の桜のお花見について、混雑状況や穴場スポット、ライトアップやバーベキューなどについて、子連れ家族に向けてご紹介します。
半田山植物園の桜のお花見の基本情報
詳しい情報や写真、周辺宿などについては、こちらに書いてあります→ 半田山植物園
場所
岡山県岡山市北区法界院3-1
アクセス
【電車】JR津山線法界院駅から徒歩15分
【車】山陽自動車道岡山ICから国道53号を経由し、県道27号を法界院方面へ車で7km。
駐車場
駐車場は、有料ですがあります(85台)。1回300円です。
営業時間
9:00~16:30(入園は~16:00)、ライトアップ期間中9:00~21:00(入園は~20:00)
入園料
入園料は大人(15歳以上)で308円・小人(6歳以上)で124円です。
桜の見頃
桜の見頃は、例年3月下旬から4月上旬となっていますが、年によって変わります。
半田山植物園の桜のお花見はなぜ子連れに人気?
半田山には、約800本のソメイヨシノが山全体に植えられています。
桜が開花すると頭上にも眼下にも桜が目に入ってきて、まるで桜のトンネルを通っているようで、とても美しいです。
園のエントランスから、桜が咲くまっすぐ上る石段を行くルートが定番ですが、
脇にはちょっと曲がった石段やバラ園を通る道など、たくさんのルートがあります。
それらを横につなぐ道もあり、色んなルートが楽しめます。
中腹には先ほど言った水道局時代の建造物や岡山の街を一望できる展望台、芝生広場があります。
ホームページにも散策ルートの例がありますが、行くたびに違ったルートをとおったりして、ちょっとした探検気分でもあります。
遠足などでいくと、目指すゴールは一本松古墳です。
この「小高い山」が子供にとって良い遊び場です。
ひらけていて、追いかけっこにはもってこいの場所です。かなり足腰が鍛えられますよ。
半田山植物園の桜のお花見のライトアップ
半田山植物園の桜のライトアップは、開花に合わせて行われます。
時期は3月下旬〜4月上旬で、時間は日没から午後9時までです。
他の時期にも、ライトアップイベントは行われています。
半田山植物園の桜のお花見時にバーバキューはできる?
半田山植物園の園内でお弁当の販売はないので、食事は持ち込みになります。
どこでもそうですが、出たゴミは必ず持ち帰ってください。
バーベキュー禁止の項目はありませんが、坂道や石段を運搬することになるので、体力に自信がある方なら可能です。
半田山植物園の桜のお花見の混雑状況
半田山植物園は、周囲の地元の人が行く穴場スポットです。
しかし知っている人は、知っています。桜のお花見の時期には、例年の人出が1万8000人もいるのです。
にぎわってはいますが、十分お花見ができる混雑状況です。
半田山植物園の桜のお花見の場所取り
半田山植物園に車で行く場合、駐車場は85台収容できますが、平日でも順番待ちがあります。
土日は、開園の9時に行かないと結構待ちます。その場合は、バスやJRなどの公共機関を利用するのも良いと思います。
場所取りとしては、お昼ちょうどは場所を取るのが難しくなってしまいますが、ちょっと早めとか遅めとか、時間をずらすと大丈夫です。
ただし、遅めだと、食べ終わった子供たちがバドミントンを始めることが多いので、気をつけてください。
半田山植物園の桜のお花見の穴場スポット
園内でも個人的に好きなのが、奥まったところにある竹笹園です。
青々とした竹を見ながらお弁当を食べると清々しい気分になります。
ここまで来る人はそんなにいないので、渋い穴場スポットですよ。
一方半田山植物園のお花見スポットの定番は、中腹にある芝生広場です。
ここまで一直線の石段がありますが、結構急なので、子供連れの場合は横のなだらかな道を通る人が多いです。
チューリップなどもたくさん咲いている道もあるので桜の花以外も同時に楽しめますが、その分、のぼるのに時間が結構かかります。
半田山植物園の桜のお花見時の屋台
半田山植物園で桜のお花見をする際には、基本的にはお弁当は持参してください。
土日限定で屋台が出ることがありますが、沢山ある訳ではないので、そこで食事を調達するのは難しいと思います。
また、ビールが提供されることもあるようです。
出店の有無については、事前にネット等で確認する方が良いです。
半田山植物園の桜のお花見時のトイレ情報
お花見をする上で、特に長時間過ごす場合はトイレの位置も確認しなければいけませんよね。
半田山植物園では。トイレは園内に4箇所あります。
臨時でトイレが増設されることはほとんどないでしょう。
半田山植物園の桜のお花見のその他の情報:子連れに向けて
半田山植物園の園内には、温室も沢山あります。
私は子供の時には、よく友達とサボテンの温室に行っていました。
大小さまざまなサボテンがあって、楽しかった印象があります。
また、有料休憩所もあります。
電気、水道、トイレも付いていますので、グループで借りてもいいと思いますよ。
半田山植物園の桜のお花見を子連れで行く場合:まとめ
半田山植物園内でのお花見もいいですが、実は山を外から眺めるのも楽しいです。
半田山は岡山市内の高い建物からでも眺めることができます。
春になるとだんだんと山がピンクに色づいていき、満開になると山全体がピンクに染め上げられます。
その様子を見て、春の訪れを感じたりしています。
いっそ、半田山のその様子を遠くから眺めて、「お花見」気分を味う人もいるくらいです。
植物園の中から、そして外からも楽しませてくれる半田山植物園を、岡山のお花見の候補として入れていただけましたら幸いです。
そして、桜の季節以外にも沢山の花が咲きますし、ゆったりとした時間が過ごせますので、年中、楽しんでいただきたいです。
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